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としてはDSC,NBDP等の端末装置より出力される“1”と“O”の直流信号を1700Hz−85Hz,1700Hz+85Hzの信号にしてSSB送信機に入力するものであり、復調回路は逆にSSB受信機から出力される1615Hz及び1785HzのFS信号を“1”と“0”の直流信号に換え端末装置に出力するものである。

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3・4 周波数変換回路

 受信機において高周波の微弱電波を受信して増幅する場合、そのままの周波数で高い増幅率の増幅を行うと、発振を起こして動作が不安定になる。一定の周波数の増幅に対しては、中和コンデンサを用いるなどして動作の安定化ができるが、広い周波数範囲の受信電波を増幅しようとすると、また別の周波数で発振が生じ動作が不安定になってしまう。これを防ぐため、受信電波そのものの増幅ではあまり増幅率を上げず、局部発振器と呼ばれる発振回路で作った周波数と混合して周波数を変え、低い一定の周波数にした後に増幅率を上げて増幅する方法がある。これをヘテロダイン方式と呼び、受信電波の周波数をある一定の低い周波数に変

 

 

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