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いるブラウン管の周辺やマグネトロンの周辺は細かいごみが着きやすいので、入念に清掃する。
(2)プリント基板の点検
プリント基板は動作点検のほかに、プリント基板面や部品のリード線等に腐食や破損がないかを点検する。
(3)ねじの増し締め
端子盤のねじ、部品取付けねじ等にゆるみがないか点検し、必要があれは増し締めを行う。また、ヒューズホルダーにゆるみがないか点検する。
(4)結線と接栓類の点検
機内接続用電線、接栓およびユニット間の規格電線等を点検し、絶縁不良や断線の原因となるものはないか調べる。
(5)湿気の多い場合の点検
高圧回路においては、ほこりが空気中の水分を吸収して、放電事故を起こすことがある。これを防止するにはほこりを取るのが第一であるが、空気中の湿気が高いと思われるときはレーダーに電源を入れ放しにして乾燥させるよう心掛けた方がよい。点検により水滴を見つけたり、部分的に水をかぶったときは乾いた布で十分にふきとり、電気掃除器で空気を吹きつけて乾燥させ、各部を点検しながら通電する。

 

7・2 各ユニットごとの点検と保守整備

本節の以下の各項については、装備艤装工事編に詳しく述べられているのでこれを参照されたい。なお、以下の各項目には、装備艤装工事編の該当項目番号のみを記入する。
7・2・1 空中線 装備艤装工事編の第4章4−2節を参照のこと。
7・2・2 導波管と同軸ケーブル 装備艤装工事編の第4章4−3節を参照のこと。
7・2・3 送受信機 装備艤装工事編の第4章4−4節を参照のこと。
7・2・4 指示器 装備艤装工事編の第4章4−5節を参照のこと。
7・2・5 電源部 装備艤装工事編の第4章4−6節を参照のこと。
7・2・6 ジャイロコンパス及びスピードログからの入力 装備艤装工事編の第4章4−7節を参照のこと。
7・2・7 付加装置 装備艤装工事編の第4章4−8節を参照のこと。
7・2・8 自動衝突予防援助装置 装備艤装工事編の第4章4−9節を参照のこと。
7・2・9 総合動作 装備艤装工事編の第4章4−10節を参照のこと。
7・2・10 定期の点検整備 装備艤装工事編の第4章4−11節を参照のこと。

 

 

 

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