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図3・23 クリスタルダイオード
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図5・24 電圧電流特性
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図3・25 ミキサの等価回路
数の和と差が出てくるが、LとCの同調回路はその差の周波数、すなわち中間周波数に同調するようになっているので、同調回路の両端には中間周波数の電圧のみかかり、この電圧を中間周波増幅器に加えることになる。
3・5・3マイクロ波集積回路(MIC)
物標からの弱い反射波を受信して、これを信号として検出する場合、もし雑音がなければ、どのように小さな受信信号であっても、これを増幅して検出することができる。そして、この雑音は、空中線から信号と一緒に入ってくる外部雑音と、受信機そのもので発生する内部雑音とに分けることができる。したがって、受信機の性能は大略その内部雑音の大きさで決まり、一般的には、入力端と出力端のそれぞれの信号対雑音比(S/N比)を比べ、その比率〔ノイズ・フィギュア(NF)〕の大きさで表している。
レーダーの場合も、その最小受信信号(Smin)は雑音の大きさに比例しているので、最大探知距離を大きくするためには受信機の信号対雑音比(S/N比)を大きくすればよいことになる。ただ、レーダーで使われているマイクロ波の領域では外部雑音は非常に小さくて、雑音のほとんどが周波数変換器(混合器)
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