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第2部

衛星利用方式小委員会

平成8年度報告書

 

1.本年度における活動の概要

衛星利用方式小委員会においては、自動従属監視(ADS)に関する研究、移動体衛星通信に関する研究、広域衛星航法システム(GNSS)に関する調査及び衛星利用におけるマンマシン・インターフェイスに関する調査及び衛星関係の動向調査を行った。
自動従属監視(ADS)の研究では、ICA0における標準化の動向調査としてADSPにおける検討状況について、また機上システムの開発状況及び導入状況調査としてFANS−1パッケージの機能と同パッケージを搭載した航空機のフライト結果について調査した。
移動体衛星通信に関する研究では、運輸多目的衛星(MTSAT)のシステム概要、インマルサット第3世代衛星、通信放送技術衛星(COMETS)及び非静止衛星通信システムの動向等について調査した。
広域衛星航法システム(GNSS)に関する調査では、lCAOにおけるGNSSの標準化の動向調査として米国のWAAS計画と飛行実験結果及びGPS座標系であるWGS−84の我が国における導入計画について調査した。GPS及びGLONASSの動向調査としてGPS利用技術、電離層遅延等によるGPS誤差補正技術及びGLONASSの現状等について調査した。また、GPSオーバーレイに関する調査としてオーバーレイの誤差要因について調査した。
衛星利用におけるマンマシン・インターフェイスに関する調査では、放送衛星を利用した航空機への情報提供システムの研究状況について調査した。
その他、宇宙開発委員会、IATAグローバル・ナブコム96及びインマルサット・ユーザーズ・フォーラム会議について紹介された。
2.小委員会の構成
衛星利用方式小委員会の構成は次のとおりである。

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