
おわりに
国立青年の家・少年自然の家が設置されて以降、その時代時代において、青少年をめぐる問題が指摘され、これに対応して施設は様々な役割を担ってきた。
現在、青少年をめぐる憂慮すべき問題の要因として、活動体験等の不足が指摘され、青少年教育施設には、学校外活動充実の拠点として、学社融合の役割が期待されている。
そうした意味で、国立青年の家・少年自然の家は、これまでにない程重大な責務を負っており、これに応えるためには、その在り方を大きく変えることが求められている。
本協力者会議では、こうした認識の下、国立の施設としての運営の理念及び意識の改革を重視して報告を取りまとめた。
各国立青年の家・少年自然の家が、本報告に示した新たな考え方に基づき、それぞれの個性を発揮一しながら具体的な改善を図り、国立の施設にふさわしい運営を展開することができるよう、文部省において所要の措置を講じるとともに、各施設においては、職員一人一人が意識を新たにして、魅力ある施設に生まれ変わるために、より積極的に取り組むことを期待する。
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