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ある。

 

ア 研修事業の体系化
国立青年の家・少年自然の家においては、これまでも各種の研修事業を行ってきたが、より効果的に行っていくためには、研修事業全体の体系化を図る必要がある。具体的には、地域ブロックを定め、研修の対象者、程度、内容などの区別を明確にするとともに、国立オリンピック記念青少年総合センターとも連携しながら、より効果的で充実した研修を実施していくことが必要である。

 

イ 教員を対象とした研修の充実
青少年教育施設について、学校教育関係者の理解を深めていくためには、教員を対象とした研修事業を一層充実していく必要がある。
また、初任者研修や教員養成課程の中に、青少年教育施設での活動を実地研修として取り入れていくことについて、国立青年の家・少年自然の家が教育委員会や大学に積極的に働きかけていくことも重要である。
このほか、研修に限らず、様々な機会に教員に施設での活動を気軽に体験してもらい、青少年教育施設への理解を深めてもらうことも大切である。

 

?B広報の充実
ア 地域の中核としての広報
広報については、個々の施設の情報のみならず、地域の青少年教育施設全体の振興や学校外活動の充実を図っていくという、広い観点から展開していくことが重要である。

 

イ 効果的な広報への努力
青少年教育施設については、今なおその存在を知らない人も多く、学校でしか利用できないものと誤解している人も多い。
国立青年の家・少年自然の家においては、これまでも様々な方法で広報に努力をしてきているが、「何を、誰に、どうすれば伝わるか」を常に念頭に置きながら、利用者に役立つ、質の高い広報となるよう不断の見直しが必要である。その際、コンピュータネットワークやマルチメディアなどについても、積極的に活用していくことが望まれる。

 

(4)その他
?@職員のレベルアップ
ア 職員の意識改草
国立青年の家・少年自然の家が、本報告に述べた社会的使命を十分に果していけるかどうかは、それに携わる職員如何にかかっているといっても過言ではない。
これから国立青年の家・少年自然の家が魅力ある施設としで生まれ変わるためには、これまでにはなかった考え方を取り入れ、これまでの枠にとらわれない運営をしていか

 

 

 

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