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『青少年施設へ愛をこめて…Part1』

横浜建築研究所教育システム部長 鈴木敏恵
■施設環境編…“6S”【私の気持ちに、どう応えてくれますか?】
1. 「スタッフ」は、いい気持ちですか?
所長と職員、そのみなさんと私たち…その間に静かな信頼がありますか?
そしてサポーターとして、私たちを見守り、どうぞ応援してくれますか?
2.「 成長」させてくれますか?
生涯学習、例えば趣味・スポーツ・精神伝統活動などが良好に果たせますか?
宿泊室やセミナールームでインターネットは使えますか?学習に絶対必要です。
3. 「生活」は快適ですか?
食事はおいしいですか?宿泊、例えばシーツ管理などやかまし過ぎませんか?
大人の私たち、ほっと一息リラックスの時、おサケ飲んでもいいんでしょ?
4. 「仕事」は、ありますか?
押しつけられたり、命令されながらする仕事は嫌い。でも本当はみんなの役に立つことが好きです。例えば森林を育てたり、自然を守ること!
5. 「施設」は、オシャレですか?
豪華さは要らない、ハイテク装置も不要です。私たちは、シンプルで清潔で少し優しい環境が欲しいの、例えば生命ある素材(木)のインテリアなんか好き!
6. 「ストーリー性」が見えますか?
そこに物語性はありますか?ゆっくりと歩きたくなるストリート(道)ですか?
思わず立ち止まり、遠くを見たくなる、そんな心に残るシーン(場)ありますか?
■プログラム編…“3S”【私の心を、どうつかんでくれますか?】
1. 「新鮮」ですか?そのプログラム
フレッシュな「知識」、今日役に立つ「技」を得たいんです私。
2. 「真実」にもとづいてますか、その企画?
真実とは、「現実」です。高度情報化時代、国際化時代、価値観見直しの時代という、この現実社会にピタリ!と対応してますか?
3. 「真撃」な心で私を見てくれますか?
真撃とは、「誠実で熱心、慎み深く丁寧なこと」です。その心でくまれたプログラムですか?そのおもいのある指導者ですか?

 

 

 

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