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4. 職員研修の充実

福岡県立英彦山青年の家 研修課長 上田初刊
■はじめに
福岡県立英彦山青年の家は、北九州の最高峰、英彦山(標高1200m)の山麓に位置し、昭和47年1月に開所してから、本年で早くも26年を経過している。
宿泊定員470名を容し、勤労青年をはじめ、青少年団体を中心に延べ200万人の利用者があり、所の事業運営も社会の変化や時代の要請に応えて一定の役割と使命を果たし今日に至っていると思われる。
■社会の要請と所の基本姿勢
近年の急激な社会の変化は、青少年教育施設として今後の教育の在り方や利用者の多様な学習要求にどう対応していくか、今その方策が強く求められているところである。
平成8年7月、国の中央教育審議会は「21世紀を展望した我が国の教育の在り方」の答申の中で、今後の教育の在り方として「ゆとり」の中で子ども達に「生きる力」を育んでいくことが基本であると提示されている。
本県では、平成7年7月、福岡県社会教育委員の会議からの建議として社会教育関係職員の資質の向上の中で「研修の体系的整備に係わる基本的な考え方の整備」を早急に図るよう県教育委員会に提言されている。
そして、当所では利用者の多様な研修プログラムの指導依頼には、「全て所の専門職員でその要請に応える」という積極的な姿勢で臨んでいる。
このような内外の要請とも相まって、職員研修の充実を重点事項として定め、組織的、体系的、そして継続的に職員研修を計画しているところである。
派遣計画については、次のぺージのとおりである。
これは、前年度に検討し、定期的な研修については、その時期・性格・内容等を考慮して行っている。
なお、新たな研修の紹介には派遣のバランス等々も加え、検討して決定している。
■職員構成

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職員構成については、上記のとおり18名である。

 

 

 

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