
2. 学社融合を目指して
不登校児童生徒対応事業『おおずふれあいスクール』
国立大洲青年の家
■まえがき
今日、『いじめ』や『不登校』の問題は深刻な社会問題となっており、文部省の調査では、30日以上欠席の不登校の児童生徒は、平成7年度において約82,000人で、調査以来最高の数字を示している。
中央教育審議会が『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について』の中で提言した、『子どもと社会全体の「ゆとり」の確保』と『変化の激しい社会を「生きる力」の資質の養成』を念頭に置き、今日の憂慮すべき問題の解決を図るためには、学校・家庭・地域社会が一体となって連携を組むことが肝要であり、今こそ具体的なアクションを起こすことが、求められている。
大洲青年の家では、学社融合の視座から、地元の大洲市教育委員会や教育関係者等と連携し、不登校児童生徒対応事業として『おおずふれあいスクール』を開校し、恒常的に取り組んでいくこととした。
以下に、その経緯と概要等を紹介したい。
1 取り組み状況の経緯

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