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1 観察の手順
観察の要点、順序を誤ってはならない。観察に当たっては、生命に重大な影響のある、

 

?意識の状態
?呼吸の状態
?脈拍の状態
?大出血の有無
を調べ、傷病者の生命が危険な状態にあるかどうかを判断し、次に局部的な

 

?傷の状態
?骨折の状態
?出血の状態
?その他
を調べる。

 

2 観察の方法
(1)意識のみかた
意識の状態を調べるには、まず傷病者の耳元で声をかけて反応をみる。声をかけても反応がない場合は、肩をゆするかたたく等の軽い刺激を与えてみる。
意識障害の程度とその処置は表1−1のとおりである。

 

表1−1 意識障害の判定と手当

 

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