
図1−1 ドリンカーの救命曲線

(6)心肺蘇生(人工呼吸+心臓マッサージ)
呼吸が止まると間もなく心臓も止まる。このような場合は、直ちに人工呼吸をしながら心臓部の圧迫(心臓マッサージ)を行わなければならない。
(7)体位管理
傷病者の意識がある場合は、本人に直接尋ね、苦痛のない姿勢(楽な姿勢)をとらせる。
意識がない場合は、障害に応じた姿勢をとらせるわけであるが、基本的には、図1−2の昏睡体位とする。この体位は、傷病者の呼吸が容易になるとともに、舌根沈下や吐いた物が喉に詰まるのを防ぐことができる。なお、心臓を圧迫しないように、できるだけ右体側が下側になるような横向きの姿勢で寝かせる。
図1−2 昏睡体位

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