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8. 白動膨張式救命浮環付発射体取扱要領

この救命浮環付発射体は、海上並びに河川等に於て遭難者の救助収容を迅速に行うを目的とするもので、KS−12型救命索発射器に弾体を装填し発射すれば、着水地点にて浮環が瞬時自動的に膨脹復原して使用出来るものである。
(1)性能諸元
浮環外径(膨脹時にて)約600m/m
内径(〃)約380m/m
浮力約15?
全重力KS−12約1.8?
標準発射距離KS−12約150〜170m
使用ガス容器

059-1.gif

(2)構造

059-2.gif

(3)ガス膨脹装置
浮環本体を自動的にガス膨脹させる装置で、作動用ボンベ及び浮体膨脹用ボンベを内装し、発射時の衝撃により先ず作動用ボンベ(小型)が作動し、その膨脹ガス圧力で、浮環膨脹用ボンベ(大型)の封板を破壊させ浮環にガスを噴出させるものである。

 

 

 

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