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3. 研究施設および企業訪問

 

3.1 ガーデロック研究所

 

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図2 ガーデロック研究所を

案内してくれたWarring氏

(1994年ガーデロック研究所年鑑から引用)

 

ガーデロック研究所には9月27日に訪問した。施設内のカフェテリアで昼食をとり、一日をかけて施設を調査した。会議室やカフェテリアの風景などを調査記録として写真に収めておきたかったのだが、写真撮影を禁止されたので残念ながら1枚も残っていない。ガーデロック研究所が編集した1994年と1995年の年報を入手できた。年報の冒頭には、この年報は新聞や雑誌などに掲載されたガーデロック研究所に関する記事をファイル、選択して編集されているが、社会からガーデロック研究所がどのように映っているのかを知る手がかりとなる。1994年の年報のScience and Tech−nologyでは、軍事的的研究に関する記事が多いが、1995年では軍事的研究に関する記事に加えて科学的テーマも多くなっているようだ、
3.1.1 概要と設備
ガーデロック研究所は、NSWC(Naval Surface Warfare Center)に属する研究所でアナポリスとベセスダに位置する2つの施設からなる。約4,200人のスタッフで組織されるが、政府・海軍に所属するのはこのうちわずか30名しかいない。研究者は約2,000名で、残りは管理部門などが占める。訪問したのはベセスダにあるテーラー水槽で知られる施設で、15人の政府・軍関係者と研者を含め約2,000人のスタッフで構成される。以前はDTRC(David Taylor Research Center)と呼ばれていたが、1992年1月にフィラデルフィアにあるNAVSSES(Naval Ship Systems Engineering Station)

 

 

 

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