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第2章 文部省の政策転換と大学改革

−大学設置基準の改正を中心として−

1. 大学改革の背景

まず、文部省が大学改革に踏み切った背景を説明したい。文部省高等教育局「進む大学改革−大学の新しいすがた−」(1996年11月)には、大学改革の必要性が次のように説明されている。
「学術研究の推進、大学進学率の上昇、生涯学習二一ズの高まりなど、大学を取り巻く状況は大きく変化しています。これらのことが、現在の大学吹革の背景になっています。」
このように文部省は「大学を取り巻く状況」に即応するように大学改革することが必要であると指摘している。

 

表1 大学改革の背景

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2. 大学改革の方向

同パンフレットには、「大学を取り巻く環境の変化に対応しつつ、個性豊かで活力にあふれた大学づくりを進めていく」と、大学改革の方向が示されている。各大学で進められている改革の方向は表2のとおりである。

 

 

 

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