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デフ・パペットシアター・ひとみ
◆設立趣旨と経緯
戦後急速に発展を見せた日本の現代人形劇は、質・量共に世界のトップクラスに属し、教育の場で、地域文化の場で大きな役割は果たしてきました。しかし、他の芸術ジャンルと比較したとき、その芸術的な評価は必ずしも計分とは言えず、まだ多くの可能性を秘めていました。
そこで我々は、人形独自の表現による新しい人形劇の創造を目指し、ろう者と協同して、人形劇団デフ・パペットシアター・ひとみを結成しました。
以来多くの作品を創造し、発表してきました。
当初はろう者が参加している劇団ということで、福祉面からの受け止め方が多かったのですが、公演を重ねるに従って、人形劇として、舞台芸術としての評価を受けるようになりました。結成から15年を過ぎ、新たな飛躍を目指して再出発しました。
◆設立 1980年
◆公演作品
・第1回作品『オルフェ』 作・演出−伊東史朗 美術−安元亮祐
『赤い椿の物語』 演出−松山善三 脚本−吉田義昭 美術−片岡昌 音楽−いずみたく
*1983年11月、チェコスロバキアで開催された、第8回国際デフ・パントマイム・フェスティバルに参加、『オルフェ』を上演、審査員賞受賞。
・第2回作品『京太郎の唄』 作−宇野小四郎 演出−ふじたあさや 美術−片岡昌 音楽−吉岡しげ美
*昭和59年度厚生省中央児童福祉審議会推薦
・第3回作品『手手と手と手・顔かおカオス』 作・構成−宇野小四郎 美術−片岡昌
『遠野物語』 作・演出−遠藤啄郎 美術−片岡昌 音楽−矢吹誠
*1986年9月韓国ソウル公演。4ステージ
*1988年4月アメリカ公演。13箇所、20ステージ
・こどものための公演『一寸法師』
・青山円形劇場主催公演Vo1.1 1986年1月21日〜1月30日
『京太郎の唄』『遠野物語』『手手と手と手・顔かおカオス』

『わんぱくスサノオの大蛇退治』

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