
各地伝統人形の復元・修理
現在日本には全国で約200ヶ所に及ぶ伝統人形芝居及び人形戯が存在しますが、これら各地の人形や器材は上演使用を前提とする以上、他の有形文化財の所蔵、保存と異なり、損傷、破損を伴います。特に古い時代のもの程、傷みも激しくなります。
そこで修理や、新作が必要となりますが、現代の人形作家にこれを依頼した場合その作家の個性をもった人形になることは勿論ですし、人形も現在の『文楽』の首(かしら)を基準としたものになってしまいます。
各地の郷土人形芝居は、その地域的個性や、時代的な時制を持ったものが少なくありません。当財団は入念な調査に基ずき、歴史的な文化財として、復元的に修理や複製新作を行っています。
出版・刊行
『ファウストとパンチ』 南江治郎著(1972)
『ふるさとのあそび』 宇野小四郎著(1974)
『現代人形劇作品集』
No,1 須田輸太郎(〃)
No,2 片岡昌(〃)
No,3 大塚量(1975)
No,4 宇野小四郎(〃)
No,5 須田輪太郎(〃)
No,6 藁文芸部編(1977)
No,7 田島義雄(1978)
『アマチュア人形劇脚本集』(1977)
『日本の人形劇』(文化庁助成)宇野小四郎著(1976)
『シンポジュウム・近松と現代人形劇』(1978)
『子どもがつくる人形劇の試み』(1980)
紀要
No,1『鹿児島県下の水車からくり調査概報』(1978)
No,2『台湾の人形劇』(1980)
No,3『沖縄の人形芝居:京太郎吉の研究』宇野小四郎著(1983)
『日本のからくり人形』宇野小四郎著(1986)
『韓国の伝統人形劇・コクトゥカクシノルム』韓国民族劇研究所編(1986)
『アジアの人形芝居展』(1988)
『インドの影絵芝居』メヘル・コントラクター著(1989)
資料集『人形劇セラピー』(1990)
『人形劇史研究』創刊号人形芝居研究会編(1990)
第2号 〃(1990)
第3号 〃(1991)
第4号 〃(1993)
第5号 〃(1994)
第6号 〃(1995)
『人形劇夢工場』田中秀郎著(1995)
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