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4・6 短縮時分の算出

 

4・6・1 速度制限
速度制限は表4・6−1並びに図4・6−2に示した。バンダン〜チェンマイは山岳部分で急勾配であるのみか非常に多数の急曲線が分布している。接近している制限は減速、加速にそれぞれ減速距離、加速距離が必要である為、減速し切れない内に加速区間に入ったり、逆に加速し切れない内に次の制限区間に入る事も考慮して制限区間を合理的に統合する必要もあり、これらを勘案して列車の運転に用いる速度制限を定める必要がある。
高性能振り子車両に適用する曲線、直線の最高速度およびCurve Data:B.E.2534及びCurve Data in Lumpang Den.(SRT)のFuture欄の数値を基礎にして速度制限表4・6−1及び速度制限図(図4・6−2)を作成した。又現在通過制限のある駅は現在の制限速度を採用した。

 

4・6・2 時間短縮
(1)前提条件
1)停車駅
バンコク・チェンマイ間の停車駅は次の9駅を設定した。
バンスウ、ドンマン、バンパチ、ロップリ、ナコンサワン、ピサヌロク、ウタラヂット、デンチャイ、ナコンランパン
2)その他
常用ブレーキ減速度は乗り心地を考慮して車両性能に拘わらず2?q/H/secとした。
又、駅通過は全て直線側を通過するものとして制限速度は本線と同一と考えた。
(2)計算結果
以上の前提条件を用いて計算した駅間の運転時分及び到達時分を表4・6−2及び表4・6−3に示した。

 

 

 

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