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ブレーキ性能、動力性能、台車走行性能
?A 車両と軌道間の走行安定
台車の安定性、軌道の整正精度
?B 軌道の負担力
軌道構造強度、軌道保守の総合力
?C 通過走行の安全
列車接近の認知の可能性と適応
(2)最高速度
大幅に速度を向上しての営業運行であり、段階的な確認と向上を要することは前述のとおりである。主として次の事項を確かめつつ進めるとして、上述の種々の検討内容から、高性能振り子車両の列車については、最高速度を150km/hとすることが可能と見られ、短縮時分の前提とした。
?@ ブレーキ停止の安定度
?A 車両・軌道間の走行安定性
?B 沿線関係者、運転士、輸送従事者の適応
車両と軌道間の走行の相互関係は、高速走行の安定に最も基本的に影響する。これについては160km/h級のテスト実績が日本で多く集積されているが、ブレーキ距離が600m以内に停止するために、営業走行としては最高130km/hとなっている。この制約が解決された場合を想定し、高速走行の検討が総合的になされており、この点からも北線の諸条件に適合する目標速度は、150km/hとみられる。

 

 

 

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