
?@ 確実に停止可能なブレーキ性能 実際の営業運行において、最高速の走行から750m以内の距離で確実に停止しうる非常ブレーキ性能 ?A 効率の高い加減速性能 優れた加速・減速の性能を効率よく発揮し、特に高速域での時間短縮も期待できる性能 ?B 車両台車と軌道の間の走行安定 高速走行する際の車両〜軌道間の相互作用において、十分安定した運動性状を期待できる台車と軌道の性能 また、駅通過の線形、分岐器構造その他、高速走行に必要となる対策を検討し解決を図る。 (C)高架化区間における時間短縮 バンコク市街地の区間が高架化されると、北線も高架上を運行されることとなる。踏切や沿線からの立ち入りその他による、現行の低速運行が解消され、時間短縮の面でも20分程度が期待される。 (3)時間短縮と線区の輸送改善 今回の輸送改善では、まず昼間特急の大幅な時間短縮を対象とした。速達性は旅客輸送に常に求められる課題であるとともに、速達を実現していく努力によって、広く他の面にまで輸送サービスの向上、改善を促していく効果も大きい。 当面進められている複線化、軌道強化、信号通信近代化、車両整備など、輸送力の増強策と合わせて、時間短縮を一つの目標とした線区単位の輸送改善を進めていくことが有効と見られる。利用の増大や輸送の効率化によって、強化された輸送力を生かし、鉄道としての役割の進展に寄与することが期待される。
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