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(3)強化計画の軌道
ロッブリ(34km)からピサヌローク(389km)までの、軌道強化が始められている。またこれに続くチェンマイまでの全線についても、第8次5カ年計画としての強化をめざしている。強化後の軌道は次の規格となる。

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(4)高速化のための軌道
振り子車両は乗客のバランスを保持することにより、速度を大きく向上できるが、速度を上げた分だけ大きな横力が軌道に加わる。これに対応するだけの軌道強度を有することが、振り子車両の効果をあげるためには前提であって、第4章に述べるとおり、上記の強化計画軌道のレベルが必要である。

 

3・4・2 軌道・線路の保守
(1)保守体制
(a)大枠の構成
軌道保守の大枠を決める重要条件が、確実なものとなるように保守体制を備えている。すなわち、昼間に1日の計が4〜5時間、有効な作業時間をとり、大型軌道検測車により、定期的に検測し、マルタイギャングにより計画的な連続整正を、全線にわたり実行している。
(b)保守管理
保線区が200km程度の区間について管理をしており、線路イシスぺクターを配して、広い情報把握と検査を行っている。これらに基づき、種々の整正、補修、材料交換等の作業が管理され、年間・月間計画により、或

 

 

 

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