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3・3車両

(1)車種別車両数
(表3・3−1)に車種別の車両数を示す。蒸気機関車は過去に使用されていたものが7両保存されているのみで、1976年以降は全く使用されていない。旅客列車については、現在は機関車牽引によるものが主力であるが、ターミナル駅における折り返しや分割併合が容易であること、高速性能に優れていることなどから、今後はディーゼルカーが増加していくと思われる。

 

表3・3−1 車種別の車両数と推移  (両)

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(2)車両概要
1)ディーゼル機関車
保有車両数は合計で290両で、内訳は電気式が217両、液体式が73両である。出力別に見ると電気式では2,000〜3,000PSクラスが171両で大半を占め、残りが1000PSクラスとなっている。液体式では1,200〜1,500PSクラスが54両で残りは小馬力で主に入換機関車である。
メーカーは日本、アメリカ、スイス、フランス、ドイツと多方面にわたっている。日本製の機関車は故障も少なく健闘している。
旅客列車の牽引重量は出力の大きいもので、勾配区間で500トン、平坦路線で900トン程度で、勾配区間を抱える北線のバンコク〜チェンマイ間

 

 

 

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