魚類の国内需要は年間約18万トンで、年々増加傾向にあり、また漁獲物の一部は米国、欧州、日本などにも輸出されている。
ガーナの漁業は、カヌーによる土着漁業とトロール船などによる近代的漁業に区分される。土着漁業は、5〜6人乗りのカヌーで沿岸で主としていわし類を漁獲しているが、約1万数千隻のカヌーの過半数は船外機を装備している。
ギニア湾沿岸は水産資源が豊富である。漁獲される魚の種類は、近海ものではたい、いわし、あじ、にしん、さば、ひらめ、えび、たら、かます、いか、たこなどであり、遠海漁業ではかつお、まぐろなどの漁獲が多い。
漁獲高実績
(単位:1,000トン)
出所:国連FAO漁業統計。
ガーナの漁業は国営と民営とに大別される。国営ではState Fishing Corporationがあり、民営の大手漁業会社としてはMankoadze Fisheries, Ltd., Ocean Fisheries, Ltd., Afko Fisheries(Ghana)Co., Ltd., Ghako Fisheries Co., Ltd., Spaghan Fishing Co., Ltd.などが主なものである。
(B)漁船保有状況
漁船数は、木造船のカヌー約12,000隻、発動機船約500隻、鋼造船は100G/T以上の漁船が91隻(57,961G/T)である。
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