リベリアは土壌が肥沃であり、主として米、カサバ、コーヒー、カカオ、砂糖きび、柑橘類、油椰子などを栽培している。
コーヒー、ココア、椰子油は、リベリアの重要輸出商品であり、米やカサバは国民の主要食糧として収獲されている。
政府は、食糧の自給自足を図るため、穀物の増産に多額の投資を行っている。
リベリアには、2つの大規模な油椰子のプランテーションがある。リベリア産業協同組合(LBINC)は6,000エ一カー、西アフリカ農業会社(WAAC)は4,020エ一カーという大規模のオイルパーム農園を経営している。
Firestone Plantation Co.は、百万エ一カーにもおよぶ超大型のゴム・プランテーションをもち、4万人以上の労働者を雇用している。このほか、外国のゴム会社数社が大規模のプランテーション開発の利権をもち、生ゴムを生産している。
生ゴムは、リベリアにとって、鉄鉱石に次ぐ第2位の重要輸出商品となっている。83年におけるゴム輸出(その75%は米国向け)は、輸出総額の15%を占めている。
リベリアは森林資源が豊富で、木材は輸出総額の約6%を占め、生ゴムに次ぐ第3位の外貨収入源となっている。
主要農業生産実績
(単位:1000トン)
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