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なお、最近10年間における保有船腹量の推移をみると、次の通りである。
 
 
(B)海運事情と保有船主の実態
デンマークは、ユトランド半島と大小400有余の諸島から成っているので、物資の流通、旅客の往来には船舶が重要な交通手段となっている。
また、デンマークは北海とバルト海の関門として位置しているため、北欧と西欧を結ぶ通商の十字路にあたり、内外船舶の果たす役割は極めて大きい。
従って、海洋への発展を促し、造船技術が発達し、現在では世界でも有数の造船国となっているが、自国海運もまた、経済の発展に伴って商船隊の増強・拡充が行われたので、今日では世界的な海運国となり、海運業は同国にとって重要な輸出産業となっている。
現在、デンマーク商船隊は、欧州、北米、南米、西アフリカ、中東、極東、大洋州などを含む世界主要航路に就航している。また、主要島嶼間には多数の大型フェリーが定期に就航し、貨客輸送に従事している。
デンマークの主な海運会社と保有船舶は、次の通りである。
 
 

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