(10)評 価
スウェーデンは日本と同様に貿易依存度が高く海路による貿易が殆どであるため、海運業は重要産業である。一方、造船業は1970年代初期までは世界的な造船国であったが人件費の高騰等により国際競争力を失い、現在では15,000D/Wクラスの船台が数基稼働している程度で同国の船主は海外に各種船舶を発注しており、それらの発注先は近隣諸国はもとより、わが国を初め韓国、中国、インドネシア等、多岐にわたっている。わが国からはここ10年間に冷凍船、自動車運搬船等、多数輸出しているので、今後も低コスト、短納期及び高品質等の優位性を更に高めていかなければならない。
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