(5)漁業事情
(A)漁業の実態
スウェーデンは、国内に多数の河川や湖沼があり、また長い海岸線もあるが、気候的に寒さが厳しく、またバルト海の漁場が狭小で魚種も少なく、漁業はあまり発達していない。
主要漁獲物は、にしん、たら、いわし、さば、かれい等であるが、にしん、たら等の漁獲高は著しく減少している。
スウェーデンは、欧州でも漁獲高の低い国であり、1993年の漁獲高をみると、ノルウェーの約1/7、デンマークの約1/5、スペインの約1/4程度である。
スウェーデンの漁獲高の推移
(B)漁船保有状況
1993年末現在、スウェーデン保有の100G/T以上の鋼造漁船は131隻(28,890G/T)である。
なお、最近10年間における保有量をみると、年々僅かではあるが、増加傾向で推移している。
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