日本財団 図書館


(B) 海運事情と保有船主の実態
ポルトガルは、欧州大陸の最西端に位置し、貿易商人や航海者にとって地理的条件に恵まれているため、早くから海外に進出していた。
1498年には、航海士バスコ・ダ・ガマがアフリカ北端の喜望峰を経由して、世界最初のインド洋航路を発見した。
その後、アフリカ、アジア、大洋州、南米などの各地に植民地を獲得し、本土とこれら海外領土との交易にポルトガル海運は重要な役割を果たした。
ポルトガルの商船隊は、1945年の商船隊再建計画により、順次、新船に更新整備され、今日に至っている。
沿岸航路は、陸上のトラック輸送の目覚しい発達により、その重要性は著しく減少している。
河川航路では、リスボン市とテージョ河対岸都市を結ぶフェリーを主とする河川航路が活況を呈している。
現在、ポルトガルの主な保有船主とその保有船舶は、次の通りである。
 
1. Arcalia Shipping Co.Ltd.
(所在地)Avenida 24 deJulho 128-5,1300 Lisbon
(保有船舶)客船 2隻(25,533G/T)
1961年建造
 
2. Armadeira Extraceo e Comercializacao de Areias de Madeira Lda
(所在地)Rua do Castanheiro No. 11/A, 9000 Funcha1, Madeira, Portugal
(保有船舶)竣渫船 1隻(1,238G/T)
1963年建造
 
前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION