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(A)漁業の実態 
ドイツの漁業は、遠洋トロール漁船によるもの、中型ラガーによるもの、小型カッターによるもの、沿岸小型漁船によるものの4種類に大別することができる。 
漁業区域は、北海、グリーンランド沿岸、バルト海、英国西海岸沖などであるが、漁獲量全体の約50%は北海及び国内の河川からであり、約16%がバルト海、約14%が、グリーンランド沿岸、残る20%がその他の海域からである。 
遠洋トロールの主な漁場は、冷蔵船ではアイスランド、グリーンランド、ベルギーなどの沖であり、大型冷凍船ではニューファンドランドなど北西大西洋と南西アフリカ沖、南米バタゴニア沖などを主要漁場としている。 
ラガーは北海や英仏海峡などで、刺網やトロールによって、ニシン、ホワイト・フィッシュなどを捕獲して、船内で冷蔵ないし塩蔵する。 
カッターは、小型トロールが主力であるが、そのほか刺網、巻網、延縄などによって、北海やバルト海を中心に、ニシン、タラ、エビなどを漁獲している。 
  
漁獲高の推移 
  
  
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