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新規受注量も、世界的な船腹過剰による海運不況、マルク高及び高賃金による価格競争力の低下に加え、諸外国の助成策による競争激化などにより、依然として過去の実績に比べ、低い水準にある。
 

新規受注量の推移

 

 
新造船の受注状況をみると、91年は近年史上最低の101隻(538千G/T)となっているので、今後はコンテナ船、液化ガス・キャリアなど付加価値の高い船舶、あるいは外国に発注するまでもない国内向けの小型船以外に期待すべきものはないと推測されている。
ドイツ造船業全体の60%の建造能力を担う主要な造船所は、次の3グループに大別することができる。
1.Bremer Vulkan A.G.(在ブレーメン)を中心とし、系列会社としてSchi-Chau Seebeckwerft AG(在ブレーメンハーブェン)、Lloyd Werft(在ブレーメンハーブェン)及びNaue Jadewerft(在ウイルヘルムスハーフェン)を有するグループ。
 

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