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日本の対ベルギー貿易の推移

 

 
わが国の対ベルギー輸出では、輪送機械(全体に占める比率40.7%)と機械・電気機器(同33.6%)の2品目で全体の7割以上を占めており、例年変化がない。それ以外では、化学製品、光学・精密機器などが目立つ程度である。
ベルギーからの輸入では、例年5割以上をダイヤモンドを中心とした貴石・貴金属が占めていた。これは、アントワープに世界最大のダイヤモンド研磨工場があるためで、ここ数年は日本の卸売業老による現地事務所開設が活発であった。
しかし、わが国のバブル経済の崩壊と共に日本人の高級品指向が弱まり、貴石・貴金属品が輸入品目全体に占める比率は低下し、48%程度にとどまった。貴石・貴金属に次ぐ主要輸入品目の化学製品も減少した。一方、機械・電気機器は金額べースでは全体の5.8%程度に過ぎないが、前年比50%の著増を示し、ベルギーの対日輸出拡大に貢献している。
 

主要品目別対ベルギー貿易

 

 

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