

外貨準備高の推移

オランダ経済は、90年は米英の経済停滞や湾岸危機という悪影響を受けたが、好調な対独輸出、減税効果の進展などによる国内消費、設備投資などの増勢により3.4%の高成長を遂げ、91年も2.5%の成長が見込まれている。ドイツ統一の好影響などによる輸出の増大が高成長に寄与している。
オランダは伝統的に貿易が盛んであり、自由貿易主義を標傍して栄えてきたことから、貿易依存度も50%以上と極めて高く、そのなかでもEC諸国との域内貿易の比重(90年は輸出の76.7%、輸入の63.6%)が高い。
最近では、EC域外諸国に対する輸出市場の開拓に積極的で、日本はその重点国の一つとなっている。
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