輸出を品目別にみると、石油・石油製品のウェートが最も高く、全体の7.0%を占め、次いでコンピュータなどの事務用機器が5.1%となっている。

また、1960年にオランダ北東部のフローニング州で大規模な天然ガス田が発見されて以来、天然ガスはオランダの主要輸出品目のひとつとなっているが、90年には前年比23.2%増と大きく伸び、輸出総額に占める割合も2.6%となった。

これは、国内の供給設備の増産体制が整い、ドイツの需要増に応えることが出来たためである。野菜・果物もドイツ向け輸出が伸びたため、前年比11.7%と著増した。

輸入では、石油・石油製品が全体の8.1%を占めて最も大きく、自動車およびコンピュータなどの事務用機器がそれぞれ7.1%、6.3%で、これに続いている。輸入全体の3.8%を占める衣服・衣類は、個人消費の増大を反映して、前年比10.5%増を遂げた。

主要品目別輸出

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