プ（Conglometitie Chargeurs S.A.を中心とするグループで海運部門では、Compagnie Maritime des Chargeurs Reunisなど）、（4）Delkmas Vieljeuxグループ（Societe Navale ＆ Commerciale Delmas Vieljeux,SNCDV）など、（5）Drefusグループ（Louis−Drefus ＆ Cie S.A.）などの5グループによって、ほぼ支配されていたが、海運部門の不況により、ChargeursグループはChargeurs Reunisに代表される海運部門を切り離し、87年に欧州〜極東航路をデンマークのMaersk社に譲渡し、更にアンティル諸島航路、モロッコ航路、アイボリ・コースト航路、西アフリカ〜極東間の3国間航路における定期航路運営についても88年にDelmas Vieljeuxグループに売却した。

この結果、フランス海運業界は、国営のCGMグループと民営のDelmas Vieljeuxグループの2大グルーブを中心に再編成され、フランス船主協会（CCAF）加盟の企業数は、83年の133社から88年には114社となった。

また、船舶経費節減のため、85年からフランス海運界は他の海運先進国と同様に、船団を優遇税制国籍船に切り替えており、外国移籍ならびに外国の船会社に吸収されたものは、90隻（400万DWT）以上に及んでいる。

現在、フランスの主な船主とその保有船舶は、次の通りである。

1．Bretagne Angleterre Irelande S.A.

（所在地）

Portdu Bloscon P．O．Box 72, F−29211 Roscoff

（保有船舶）

Ro/Ro船 8隻（103，308G/T）

2．Chargeurs Delmas

（所在地）

Tour Franklin．92081 Parisla Defense Cedex ll

（保有船舶）

Ro/Ro船　1隻（15,632G/T）

Ro/Ro　コ　ン　テ　ナ　船　1隻（15,632G/T）

貨　物　船　1隻（1,600G/T）

客　船　1隻（13,804G/T）

合　計　4隻（46,668G/T）