育頭数は別表の通りであり、畜産は農業生産総額の約40%を占める重要部門となっている。
また、牛肉、牛肉加工品、鶏肉、皮革、羊毛など畜産品の輸出は、近年著しく増大している。
林業は、森林資源の減少に対応し、森林開発庁(IBDF)が森林保護、植林に重点を置いて開発を推進している。
森林面積は4億7,900万ヘクタールと推定され、このうちアマゾンを中心とする北部地域が約70%を占めている。
しかし、同地域は天然の大密林であるため、商業的に供給可能な潜在量は、全体の7%程度を占めるに過ぎない。
ブラジルの林産物(丸太)生産は、世界でも第4位に達している。
林産物(副産物を含む)輸出は、年率約40%の割合で伸びており、林業分野は外貨獲得に大きく貢献している。
1980〜91年の期間に、農業部門(林業・漁業を含む)は年平均2.6%の割合で増加している。