ペルーの輸入管理制度は、1件の契約価格が1万米ドル以上の資本財を輸入する場合には、支払い決済は延払いによることを義務づけている。
また、この延払いの期間をFOB価格によって、最短期間を規定している。FOB価格40万米ドル以上の場合は、1年据置きで最短期間を5年としている。
更に、ペルーは外貨節約と国内造船所助成のため、自国で建造可能な船舶の輸入は、入手時期その他特別の事情がない限り、輸入承認を得ることは難しい。
従って、性能、品質、船価、納期、高度技術などの面で、国内造船所と比較し遥かに優れており、有利であることが、契約を成功に導く重要な条件である。