(9)評価
わが国からベネズエラに対する経済協力は、同国の石油資源、鉱物資源等が豊富で国民所得が高いため政府べ一スの円借款の実績はない。
船舶輸出実績をみても、プロダクトキャリアが数隻ある程度で、それもわが国の大手造船所が納入したものばかりである。
しかしながら、。同国の石油・鉱物資源等の運搬のためのタンカー、LPG船、多目的賃物船等の船腹拡充計画があり、また既存船舶も老朽していること等考えあわすと、今すぐの需要は見込めないものの、その動向に留意すべき市場と思われる。
なお、同国へは昭和47年度に(財)日本船舶振興会の補助事業として市場詞査を実施している。