資本財の輸入は、公共部門では政府関係企業、銀行などの直接輸入によるケースが多い。また、民間部門でも工業家や需要者に直接輸入が割当てられ、従って代理店のような仲介業者の介入する余地は極めて少ない。 従来のケースからみて、特に期待できる取引相手としては、トルコ海事銀行”Denizcilik Bankasi TAS”(Turkish Maritime Bank.Rihtim Cad.、Karakoy,Istanbul)が有力な取引ルートとしてあげられる。
(7)トルコに対する歴史的、経済的なつながり
トルコは明治以来、世界でも有数の親日国であり、わが国は1925年に中近東地域で最初の大使館をトルコに開設して以来、トルコと良好な外交関係を維持している。 80年代に入り、トルコ政治、経済の安定回復に伴い、わが国との経済関係も拡大し、貿易額も伸びトルコヘの進出企業数も増加している。 わが国の対トルコ貿易は、近年急速に拡大しているが、トルコの大幅な輸入超過で推移している。
わが国は、主として電気機械、輸送用機械、精密機械など機械類を中心に輸出し、葉タバコ、食料品、粗鉱物、クロム鉱などを輸入している。 わが国の対トルコ直接投資では、民間直接投資が86年12月末現在で合計
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