
日本の対バングラデシュ輸出品目は、同国の経済開発に不可欠な機械類を中心とする資本財、その他金属製品などであり、輸入品目は冷凍エビ、皮革、ジュート関連製品などが上位に並んでいる。
日本にとってバングラデシュとの貿易額を見ると、93年は4億ドルで、日本の貿易総額に占めるシェアは僅か0.1%程度に過ぎない。日本の輸出相手国としてバングラデシュは56位、輸入相手国としては76位にとどまっている。 一方、93年におけるバングラデシュの対日貿易では、日本は輸出相手国としてはバングラデシュにとって第6位のシェアを占め、輸入相手国としては第1位で、バングラデシュ輸入総額の10%以上を占めている。 日本の対バングラデシュ直接投資は、92年度末累計で40件、1億2,500万ドルであり、比較的低調である。 業種別ではエビトロール業、小型造船所などへの投資がある。 日本の進出企業としては、大洋漁業、三井造船などの合弁事業がある。その他光半導体放電管など電子機器メーカーがチッタゴンの輸出加工区に進出している。
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