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  (B)海運事情と保有船主の実態

 シンガポールは、地理的に国際海運の要衝にあって、天然の良港にも恵まれ、東南アジアにおける重要な自由・中継貿易港として発展している。
 また、最近における国内および近隣諸国の急速な経済成長を反映し、シンガポール港における国際海上輸送貨物の取扱量は、93年には2億7,400万トンに達しており、世界500社以上の船舶が寄港し、世界屈指の海運センターとなっている。
 しかし、海運については沿岸貿易を除いては、外国海運企業への依存度が高いため、政府は同国最大手の国営海運会社(Neptune Orient Lines,Ltd.)の拡充、その他民間海運業の育成、強化に力を入れており、保有船舶も拡充・増強され、航路も着実に拡大され、極めて積極的な海運活動を展開している。
 シンガポールの主な海運会社とその保有船舶は、次の通りである。

 

 

 

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