8.その他フェリー、曳船、漁船など多数、および5,000TLC浮きドック1基。
(D)船腹拡充計画
インドネシア政府は、第4次計画に引き続き第5次5カ年計画(89年度〜93年度)を実施中であるが、これは外航ならびに内航海運から、造船および修繕、さらに港湾およびターミナルの施設にわたる広範囲に及んでいる。これにより、老朽船の更新、輸送力の整備・拡充、海運会社の集約、港湾施設の近代化、造船所の整備などの成果が徐々に現れている。
現行第5次計画の期間中に、“スクラップ・アンド・ビルド”計画の枠内で、3,000DWT級内航貨物船、コソテナ船などを合め合計54隻の建造が予定されている。
(3)港湾事情
現在、インドネシアにはジャワ島のタンジョン・プリオク(ジャカルタ港)、タンジョソ・ペラク(スラバヤ港)、スマトラ島のベランワン(メダン港)、スラウエシ島のウジュン・パンダン(マカッサル港)など4大貿易港を合め、16の主要港湾がある。
しかし、最近における輸出入貿易量の続伸により、現存の港湾施設や貨物取扱い能力では十分に対応できない状況にある。
このため、政府は港湾開発6カ年計画(85年〜91年)に対し、総額1億8,560万米ドルを投資して、スラバヤ港のコンテナ取扱い設備の拡大、スマトラ島バンジャン港の拡張、その他主要港湾設備の改善、近代化ならびに港内における船舶修理施設の整備・拡充を行っている。
インドネシア諸港による海上輸送貨物取扱い実績は、次の通りである。
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