インドネシア
(1)一般事情
インドネシアでは、労働人口の50%以上が農・林・漁業部門に従事し、この部門の実質国内総生産(GDP)に占めるシェアは、86年には25.8%に達している。農林部門の輸出収入(87年)は、早魃のため前年比5.6%減の16億5,000万ドルと、政府の計画目標を下回ったが、巨大な人口(1億7,100万人)をかかえるインドネシアにとって、経済的のみならず、政治的・社会的にみても農業部門の重要性は極めて大きい。
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