JR小城・牛津駅における自転車盗防止対策事例
(1)重点推進事項
小城地区には、JR小城・牛津駅の2つの駅があり、佐賀方面への通勤、通学や、小城・牛津高校への通学者の両駅利用者が多く、JR小城・牛津駅における自転車駐輪場(牛津駅は設備がなく駅前広場)は、いつも満杯の状態である。また、両駅における自転車盗の発生状況は、小城警察署管内の自転車盗発生の過半数を占めている状況にあり、同所における自転車盗の発生を押さえることが、乗り物盗の総量抑止に大きな要因となり、住民に身近な犯罪の抑止に貢献する。
(2)対策
1) JR小城・牛津駅における駐輪状況調査
JR小城・牛津駅における自転車の駐輪状況を把握するため、現場における実態把握活動を早期(通勤通学時間帯)及び夕方に実施した。
2) JR小城・牛津駅における防犯診断の実施
JR小城駅(自転車駐輪場有り駐輪台数200台)及びJR牛津駅(自転車駐輪場なし駐輪台数300台)における自転車の防犯診断を実施し、無施錠、防犯登録なし等自転車盗の被害に遇う危険性の高い自転車に対し防犯診断カードの貼付を行い、被害予防を広報した。
(3)効果
上記安全活動を実施した結果、平成8年10月までに自転車盗が40件発生していたが、11月以降は1件と減少傾向を見せている。