日本財団 図書館


 1 都道府県名

佐賀県

 2 モデル地区名

小城地区

 3 重点となる活動項目

(1)JR小城・牛津駅における自転車盗防止対策

(2)ツーショットダイヤル自動販売機撤去活動

(3)少年非行防止対策活動

(4)交通安全対策活動

(5)地域安全ニュース発行活動

 4 活動事例

JR小城・牛津駅における自転車盗防止対策事例

(1)重点推進事項

 小城地区には、JR小城・牛津駅の2つの駅があり、佐賀方面への通勤、通学や、小城・牛津高校への通学者の両駅利用者が多く、JR小城・牛津駅における自転車駐輪場(牛津駅は設備がなく駅前広場)は、いつも満杯の状態である。また、両駅における自転車盗の発生状況は、小城警察署管内の自転車盗発生の過半数を占めている状況にあり、同所における自転車盗の発生を押さえることが、乗り物盗の総量抑止に大きな要因となり、住民に身近な犯罪の抑止に貢献する。

(2)対策

 1) JR小城・牛津駅における駐輪状況調査

   JR小城・牛津駅における自転車の駐輪状況を把握するため、現場における実態把握活動を早期(通勤通学時間帯)及び夕方に実施した。

 2) JR小城・牛津駅における防犯診断の実施

   JR小城駅(自転車駐輪場有り駐輪台数200台)及びJR牛津駅(自転車駐輪場なし駐輪台数300台)における自転車の防犯診断を実施し、無施錠、防犯登録なし等自転車盗の被害に遇う危険性の高い自転車に対し防犯診断カードの貼付を行い、被害予防を広報した。

(3)効果

 上記安全活動を実施した結果、平成8年10月までに自転車盗が40件発生していたが、11月以降は1件と減少傾向を見せている。

 5 モデル地区活動の効果

モデル地区に指定を受けたことで、地域安全推進員等を中心として、
 JR小城・牛津駅における自転車盗防止対策、ツーショットダイヤル自動販売機撤去活動、少年非行防止対策活動、交通安全対策活動、地域安全ニュース発行活動等の諸活動を実施し、さらに、各種会議においては必ず防犯広報活動を行っており、各地区住民の防犯意識の高揚が見られる。

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION