〜悪質商法寸劇による防犯指導の実施〜
(1)実施の趣旨
高齢者人口の占める割合の高い宿毛市沖の島地区、三原村の中心として講義による防犯指導でなく参加者自身に悪質商法の被害者となってもらい、悪質商法の実際を体験し、悪質商法がどの様なものかを佳民に理解してもらい、当該活動をどうしてこの種の被害の未然防止と意識の高揚、更には、住民の身近な不安の解消を図るため実施したものである。
(2)実施状況
実施に当たっては、推進指導員、推進専門員、警察官、婦人補導員等によって悪質商法(催眠商法)の販売員に扮した寸劇を企画練習し、平成8年10月12日沖の島町広瀬、母島地区に赴き公民館にて住民合計110人に対し、催眠商法の特徴をおもしろおかしく紹介した。
更に、平成8年12月1日にも、三原村農業構造改善センターにて村民約200人に対し、同様の悪質商法の寸劇を実施したものである。
劇終了後は、悪質商法に対する防犯指導・クーリンオフ制度の説明を行うと共にパンフレット等を配布し、各指導員、専門員等が住民からの質問事項等に回答したものである。
(3)実施結果及び反響
各地区の推進指導員及び住民の理解と積極的な協力を得て、各地区において強い関心を持って受け止められた。
過去に、実際に被害関係者になった者もおり、寸劇による実演形式の活動が、住民にわかりやすく伝わり好評を得た。
この活動については、新聞報道され、その後他の地区から実施要請がある等、当該活動の効果が顕著にあらわれた。
また本活動に際し、沖の島町弘瀬巡航船乗場に「悪質商法追放宣言の沖の島」(縦50センチ、横6メートル)の看板を設置した。