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 1 都道府県名

愛知県

 2 モデル地区名

広路学区地域宏全活動促進モデル地区

 3 重点となる活動項目

(1)地域安全情報の収集と提供

 地域住民身近で発生し、不安を覚えさせるような犯罪等の発生状況、災害・事故等の危険箇所、犯罪被害防止のポイントなどの住民の二一ズに応じた地域安全情報を収集し、タイムリーに提供した。

(2)犯罪等発生抑止のための活動

 パトロール等を通じて、犯罪・事故発生の危険性の高い場所を把握し、各種地域安全広報を実施した。

(3)連絡、訪問活動等の実施

 当推進員、防犯連絡所等による犯罪・事故等の被害に遭いやすい独居老人等、弱者対策として訪間、連絡活動を実施した。

(3)俳個老人等発見保護ネットワークの推進

 老人等俳他事案発生時に備え、等推進員、防犯連絡所をはじめとした各種ボランティア団体に対する連絡体制を確立した。

 4 活動事例

 広路学区地域安全活動促進モデル地区活動推進員は、平成元年4月1日に設立した「広路学区防犯モデル道路推進協議会」を推進母体として再編成された女性ボランティア団体「広路ウォッチング」のメンバーで構成され、推進指導員以下女性の特性を生かした各種地域安全活動を積極的に展開している。
 当モデル地区活動の推進にあたっては、推進指導貝の日頃からの警察との情報交換により、学区内の犯罪情勢に精通し、活動の重点を定めたうえ、推進員らの手作りにより時節に沿った標語入り「風鈴」、「クリスマスリース」、「折り紙サンタクロース」など地域住民に親しまれる記念品を多数作成し配布するなど、労苦を惜しまず創意工大を凝らした地域安全活動を積極的に展開した。
 なかでも、家屋防犯診断の実施にあたっては、警察との情報交換により得た「狙われやすい住宅」を選定したうえ、女性の特性を生かして、実施家庭の応対者である主婦との会話が弾むなか、各種の情報交換を行って以後の活動に反映させ、また判断実施時期が12月であったことから、クリスマスシーズンにちなんだ「かぎかけ・防犯」の標語入り「クリスマスリース」を判断、実施家庭に配布するとともに補助錠等防犯器具を持参し、点検結果に基づいた必要な防犯器具の機能説明、あっせん等を幅広く行い、地域住民の自主地域安全意識の高揚を図ったものである。

 5 モデル地区活動の効果(概要)

(1)ボランティア活動の活発化

 当推進員である女性ボランティア団体による幅広い活動により、地域安全活動の重要性が周知徹底され、これに賛同する主婦が増加し、活動の活発化とメンバーの増員等、

 

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