54シリーズの各ファミリの電源電圧は常に5±0.5V、74シリーズの各ファミリの電源電圧は、5±0.25V以内に保たなければならない。特に他の回路とのデカップリングのためなどで電源ラインにフィルタを入れるとき、チョークコイルによる電圧降下を十分検討しなければならない。電源電圧の規格はICの電源端子での電圧であることを忘れがちである。
フロック試験などで外部電源を使用するときには、あらかじめ電源電圧及び極性をチェックしてから使った方がよい。電源電圧を誤ったために一枚のPC板に使っているTTLのすべてを破壊した例もある。