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(2)単相変圧器の極性試験
(a)交流による方法
図2・45にてV−υ間を接続し高圧側に低電圧Vlを印加し、U−u間の電圧V2を測定する。
V1>V2のとき減極性
Vl<V2のとき加極性
 

図2・45 極性試験回路

 
(b)直流による方法
図2・46の結線にて高圧側に電池電圧を印加し、V1が正にふれるよう接続する。次に電圧計を低圧側にずらしSを投入した時、V2が正にふれると減極性、逆にふれると加極性である。
 

図2・46 極性試験回路(2)

 
(3)三相変圧器の極性・角変位試験
三相の場合も単相変圧器と同様な方法で極性試験を行う。また、平衡三相電源を使って角変位を測定する。図2・47でU−u端子を接続し、U,V,W,に低い三相電圧を印加する。電圧V−υ,V−ω、W−υ、W−ωを測定し、ベクトル図を描けば一次と二次の関係ベクトルが得られ、角変位が求められる。
Y−△、△−Y、△−△接続も同様に求められる。
 

図2・47 角変位の測定とベクトル図

 
2・5・5 インピーダンス試験
短絡試験ともいい、変圧器の効率計算に必要な負荷損と電圧変動率の算定、並行運転に必要なインピーダンスの値を求めるのが目的である。負荷損は抵抗損、漏れ磁束によるうず電流損、漏れ磁束による鉄損よりなる。
(1)試験方法
変圧器の一方の巻線を短絡し、他方の巻線に定格電流を流すにたる定格周波数の電圧を加え、図2・48の各計器で測定する。この時の電圧がインピーダンス電圧、入力をインピーダンスワットという。この時の力率は一般に低いので普通の電力計では誤差が伴いやすく、なるべく低力率電力計を使うほうがよい。
なお注意事項として次に示す。
 

図2・48 インピーダンス試験回路

 
(a)巻線温度が上昇しないよう、速やかに測定する。

 

 

 

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