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騒音計の周波数補正回路(聴感補正回路を改称した)にはA特性、B特性及びC特性とがあり、図の曲線のような基準レスポンスをもったものである。A特性は聴感補正された特性で騒音レベル(計量法によって法定計量単位デシベル(dB)又は(ホーン)として規定されている)を表している、また、C特性はほぼ音圧レベルを表す。
B特性はその中間であり現在はほとんど使用されていない。
なお、A、B及びCはそれぞれ別個の周波数補正曲線で重み付けられた互に換算できない独特の単位系である。
(3)はずみ車効果(GD2)の測定
船舶電気装備技術講座「電気計算編」を参照のこと。
2・2・17 復習問題(3)
(1)発電機の規約効率の算定式について述べよ。
(2)巻線の温度上昇を抵抗法で測定する場合の温度上昇の算定式を述べよ。
(3)交流発電機の温度試験方法にはどんな種類があるか。
(4)交流発電機の漸変電圧変動特性試験について述べよ。
(5)交流発電機の並行運転試験における各機の有効電力の不平衡値はどの程度にしたらよいか。
(6)B種絶縁の交流発電機固定子巻線の抵抗法による温度上昇限度はいくらか。
(7)交流発電機の過負荷試験方法について述べよ。
2・3 直流機
2・3・1 試験項目
(1)形式試験
形式試験は2・1・1に述べたとおりで受渡試験及び参考試験のほか次の項目を含む。
(a)詳細整流試験 (d)界磁インダクタンスの測定
(b)風量試験 (e)はずみ車効果の測定
(c)電圧脈動率の測定 (f)軸電流の測定
(2)受渡試験
受渡試験には次の項目がある。
(a)機械的点検 (f)無負荷界磁速度特性試験
(b)巻線抵抗試験 (g)温度試験
(c)絶縁抵抗試験 (h)外部負荷特性試験
(d)整流試験 (i)速度特性試験
(e)無負荷飽和特性試験 (j)耐電圧試験

 

 

 

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