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(4)発電機などの負荷試験に水抵抗がよく使用されるが、その際の電極面の電流密度はどの位とればよいか。
(5)発電機の負荷試験で負荷力率を1.0以外の任意の力率をとるには如何なる方法があるか。
2・2 交流発電機
船用の交流発電機はすべて同期発電機が使用されているので、ここでは同期発電機の製造工場における試験・検査について述べる。
2・2・1 試験の種類と項目
試験の種類とその各試験項目は次のとおりである。これらの各項目のうちから重要なものについてその詳細を説明する。
(1)形式試験
(a)GD2の測定、(b)風量の測定、(c)軸電流の測定、(d)各種インピーダンス、リアクタンス、時定数の測定(逆相インピーダンス、零相インピーダンス、直軸・横軸同期リアクタンス、過渡リアクタンス、初期過渡リアクタンス、漏れリアクタンス、諸時定数)
(2)受渡試験
(a)機械的点検
(b)巻線抵抗試験
(c)絶縁抵抗試験
(d)無負荷飽和特性及び相順試験
(e)規約効率の算定
(f)三相短絡特性試験
(g)界磁電流・短絡比及び電圧変動率の算定
(h)温度試験
(i)耐電圧試験
(j)並行運転試験
(k)励磁装置試験
(3)参考試験
(a)振動試験
(b)騒音試験
(c)過負荷試験
(d)過速度試験
(e)中性点電圧の測定
(f)循環電流の測定
(g)波形狂い率の測定
2・2・2 機械的点検
機械的点検内容としては、運転前に外観構造、寸法形状を調べるものと、運転状態に入ってから調べるものとがあり、それぞれについての点検項目1検査基準、点検方法を表2・2に示す。
2・2・3 巻線抵抗試験
巻線抵抗の測定は、次の目的のために行うものである。
(1)設計どおりに巻線が施されているかどうかを抵抗値から判断する。
(2)接続違い・断線その他の事故を未然に発見する。
(3)規約効率算定を行うための抵抗損失を求める。

 

 

 

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