付表 論理制御回路の基本要素

2・13 航法装置

船舶が航行中、自船の位置、方向、速力などを知るために、種々な電気的計測装置、例えば、ジャイロコンパス、オートパイロット、コースレコーダ、ログ、音響測深機、ソナー、ロランその他の装置が使われる。

2・13・1 ジャイロコンパス

ジャイロコンパスは地理学的な真北の方位を示す計器で、自船の針路及び他船や陸上の目標物の方位を求めるための基本的な航海用計器として広範に使用されている。ジャイロコンパスの中心的な装置であるマスタコンパスには3軸の自由度をもって支持されているジャイロという非常に高速で回転する「こま」があり、このジャイロ軸は地球の自転に伴って変化する重力作用を利用した指北装置によって、常に南北方向を向くように動作をする。これによって得られる指北の方位は種々の誤差修正装置により真北の方位信号とし、必要に応じオートパイロットやその他のレピータコンパスに電気的に伝達される。ジャイロコンパスの代表的なものにはスペ

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