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2・5・2 各電動機類の要点
(1)単相誘導電動機
単相誘導電動機はJISC4203〔一般用単相誘導電動機〕に分相始動形、反発始動形、コンデンサ始動形が規定されている。
(a)分相始動形単相誘導電動機
主巻線(F1)と位相を違わせた補助巻線(F2)を始動時にのみ挿入し加速後に遠心力開閉器(S)等によって回路より引離す。始動電流は大で始動回転力は少いが構造が最も簡単であるから始動回転力のあまり必要でないものに使用される。回転方向は補助巻線(F2)の接続を逆にすれば変る。

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図5・1分相始重力形単相誘構電動機の接続図

 

(b)モノサイクリック始動形単相誘導電動機
図5・2に示すとおり、固定子に三相の巻線を施し、そのうち二相にそれぞれ、抵抗とリアクタンスが接続されて、単相の電源に接続すれば、3端子に不平衡三相電圧が加わり、不完全な回転磁界が生ずる。始動トルクが小さく、50W程度の扇風機等に使用される。

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図5・2 モノサイクリック始動単相誘導電動機の接続図

 

(c)コンデンサ始動形単相誘導電動機
分相始動形の補助巻線(F2)にコンデンサを接続して90°進んだ相にしたもので始動回転力大である。また、始動後にも補助巻栓(F2)を回路より切離さずコンデンサの全部又は一部を力率改善用に使用する。

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図5.3 コンデンサ始動形単相誘導電動機の接続図

 

 

 

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